なんで本物のアーティストはあんなに歌がうまいんだろう?
そんな疑問を感じたことはありませんか?
同じように歌っているつもりでも、実際にはなぜか上手く歌えていないのは、「歌声の種類」を使い分けられていないことが原因かもしれません。
大抵の人が知っている歌声の種類と言えば「ファルセット(裏声)」だと思いますが、実際は他にもたくさんの声の種類が存在しています。
この記事では、そんな「歌声の種類」について解説していきたいと思います。
アーティストは様々な歌声を使っている
一般人からすると、プロのアーティストは比べ物にならないほど高い歌唱力を持っています。
そんな高い歌唱力を持つアーティスト達は、なぜ歌がうまいのか?
自分の友人などにも歌の上手い人はいるが、やはりアーティストと比べるとその差は一目瞭然。
もちろん、音程やリズム感、ビブラートといった基本的な歌のスキルの違いもあるでしょう。
そしてもう一つ、歌をうまく歌う上でとても重要なスキルがあるのです。
それが、「歌声の種類」です。
例えば同じ「愛してる」というフレーズでも、使う歌声によって全く違う歌に聞こえるほどなのです。
それでは、ここからはそんな歌声の種類を解説していきましょう。
歌声の種類
①チェストボイス
チェストボイスとは、いわゆる地声と呼ばれる声の種類で、息の音が混ざらないように発声します。
はっきりと聴き取りやすい声質な為、どんなジャンルの曲でも多用される声です。
②ヘッドボイス
ヘッドボイスとは、基本的に裏声ですが、息の音が混ざらないように発声させるのが特徴です。
声帯を閉じながら声を出すようにして発声させます。
裏声なのに「はっきりとした聴き取りやすい声」であることから、いろいろなジャンルの曲で使われています。
③ミックスボイス
ミックスボイスとは、チェストボイスとヘッドボイスをミックスさせた声のこと。
基本的には地声ですが、発生の際に上咽頭部に響かせるようにして発声させます。
④ファルセット
ファルセットとは、王道的な「裏声」と呼ばれる声のことです。
息の音をあえて混ぜ、頭の上から声が抜けていくようなイメージで発声させます。
現代曲では、実に多くの曲でこのファルセットが使われています。
⑤ウィスパーボイス
声に息を混ぜ、優しく囁くように発声することで、切なさや可愛らしい雰囲気を与えることができます。
体の力を抜き、ため息を吐くようにゆっくりと声を乗せるようなイメージで発声させます。
どんな声を使っているかを知れば違った視点で音楽を楽しめる
今回ご紹介した歌声の種類の他にも、叫び声のような発声の「ホイッスルボイス」などもありますが、好きなアーティストの歌を聴くときに、このような「歌声の種類」を意識して聴くといつもと違った楽しみ方ができるはずです。
どの歌声も、しっかりと発声方法を理解して根気よく練習することで実際に使えるようになっていきます。
YouTubeでは、こういった歌の種類の解説や、実際のヒット曲を歌う上でのテクニックなどを開設する動画が多く公開されているので、そういった動画を観ながら実際にトレーニングしていくのもおすすめです。
(特におすすめなのが「しらスタ」というボイストレーナーがやっているYouTubeチャンネルです)
まとめ
今回は、歌声の種類について解説しました。
- チェストボイス
- ヘッドボイス
- ミックスボイス
- ファルセット
- ウィスパーボイス
というような様々な歌声の種類があることがお分かりいただけたかと思います。
ぜひ、歌声の種類をしっかりと理解して、YouTubeなどで歌のトレーニング動画で発声の練習をしながら、アーティスト並みの歌唱力を目指してみてはいかがでしょうか?